【大根おろしで感動する方法】使うだけで美味しくなる大根おろし器「鬼おろし」

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こんにちは、鮨と和食の専門ブログを運営している食の旅人、すしログ(f:id:edomae-sushi:20201002142555p:plain@sushilog01)です。

さて、外食をした際、「ここの大根おろし、異様に美味しい!」と感じた事はございませんでしょうか?

大根おろしって、実は美味しく作るセオリーがあるんですよね。

今回は大根おろしを美味しく作るセオリーとともに、ある便利な道具をご紹介します。

その道具とは、「鬼おろし」。

誰でも簡単に美味しい大根おろしを作れる道具です。

美味しく便利なだけでなく、プラスチックや金属のおろし器よりも明らかに速く、さらに安全。

結果として、買った大根をムダにしてしまうことや、すりおろすのが面倒になってしまうことが無くなります!

なので、使ったことがない人は是非とも試してみてください。

 

「鬼おろし」とは?どこで生まれたの?

「鬼おろし」は「大根おろしを荒削りするための木製の調理器具」となります。

一説によると、下野の国(現在の栃木県)で生まれたと言われています。

これには大変納得。

と言うのも、栃木県には大根おろしを使う郷土料理【しもつかれ】がありますので。

【しもつかれ】は『宇治拾遺物語(1212年~1221年に成立とされる)』に登場するほど歴史が古く、荒削りの大根おろしが料理の鍵とされます。

大根おろしと新巻鮭の頭、人参、大豆、酒粕などで煮る煮つけですが、大根おろしは鬼おろしですりおろさないと絶対にダメとされます(笑)

ちなみに、鬼おろしが何故「鬼」であるかは、大根をおろすための木(竹)の刃が鬼の歯を連想するためです。

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いかにも郷土的、民話的で、何とも日本らしい気がするのは僕だけでしょうか?

昔から使われていて、現代でも超便利な伝統工芸品とは凄いなと感じます。

「鬼おろし」の大根おろしが美味しい理由

幾つも理由があるのですが、まとめると下記の通りです。

  • 大根の辛味成分は、すりおろして酵素や成分が混ざる際に発生する物質なので、粗くおろせる「鬼おろし」だと辛味成分が発生しにくい
  • 竹製の「鬼おろし」は熱伝導率が低く熱を生じにくいため、素材の風味を損なわない
  • 粗くおろす事で水分や食物繊維の流出を防げる

食感がザラッとしていて見た目は無骨なのに、味わいにまろみがあって美味しいのは、このような理由によります。

 

「鬼おろし」で美味しい大根おろしを作るコツ

手前一方向のみに引くことが重要!

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そして、「鬼おろし」とまな板などとの接地面を片手で固定し、勢い良く引くと一気にすれます。

刃に手が当たると痛いものの、金おろしのようにケガ・出血する事は無く、安全です。

そして、大根おろしを美味しく作るコツは、2点あります。

  • 使用する部位を考える
  • 使用する季節を考える

部位については、一般的に下記のように言われています。

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  • 上部(葉っぱ寄り)…甘みが最も強く、食感は硬め
  • 中部…辛みと甘みのバランスがあり、食感は柔らかい
  • 下部(先っぽ寄り)…辛味が最も強く、水分が少ない

一般的には甘みのある大根おろしが美味しいとされますが、料理によっては辛味の利いた大根おろしの方が合う事もありますよね。

部分を意識すると、ある程度調整可能です。

また、部位ごとにすってブレンドする方法もアリです。

これはかなりマニアックな方法なので、プロでも用いている人が多くないかもしれませんが(笑)

また、大根が最も甘いのは冬となります。

旬が冬なので甘いのですが、今は品種改良のお陰で年中頂く事が可能です。

夏については冬よりも辛味がありますが、食感が強いので大根おろしに合います。

冬に食感を高める方法として、皮ごとすりおろす方法があります。

夏の皮は硬くて苦味が強いのでオススメしませんが、季節ごとの特徴を活かして美味しくする方法がございます。

「鬼おろし」に合う料理、大根以外の利用方法は?

個人的に一番食べている料理は、大根おろしサラダです。

と言っても、ただすりおろすだけ。

つまり、単なる大根おろし。

しかし…

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そこに、風味のある美味しい醤油やポン酢を掛ければ、手っ取り早くサラダの出来上がり。

ざっくりした食感を楽しめて、大根の甘みも辛味も楽しめる。

「鬼おろし」らしさを味わえる方法だと思いますし、大根をムダにすることが圧倒的に減ります。

あとは、ぶっかけうどんとも抜群の相性ですし、鶏肉のみぞれ焼き(みぞれ煮)とも合います。

これらの料理は食感のある大根おろしの方が美味しいので、「鬼おろし」がバッチリ活きます。

そして、大根以外の利用方法としては、野菜なら人参とレンコン、果物ならリンゴがオススメです。

大根おろし用途ばかりが目立ちますが、ざっくりおろした人参やレンコンは、炒め物や煮物に使えます。

「鬼おろし」の管理方法と耐久性について

最後に、気になる管理については非常に楽です。

水洗いして壁に立てかけて風干しするだけでOKです。

金おろしと比較しても、管理は楽だと思います(僕は山葵や柑橘用の金おろしも併用していますので)。

洗うときに流しやすい上に安全な点もメリットです。

そして、耐久性については十分あります。

今回使用した写真は直近の状態となりますが、これで5年近く経過しています。

拡大していただいても劣化していないのがわかるのではないでしょうか?

正直なところ、特に大切に保管しているわけではないので(笑)、 もともとタフなんだと思います。

費用対効果的に買って良かったなと思うアイテムです。

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