生食可能な美味しいブランド鱒【富士の介】と【甲州ワイン鱒】&スモークサーモン

富士ジネンテックアイキャッチ

こんにちは、食材・調味料ブロガーの、すしログ(f:id:edomae-sushi:20201002142555p:plain@sushilog01)です。

サーモン&サケって、老若男女問わずファンが多い魚ですよね。

どんな調理法にも合うので人気が高いのだと思いますが、海外ものだとたまに脂が多すぎたり、匂いが強すぎたりする事もあります。

サーモンが好きだけど、サッパリと食べたい…

そんな方にオススメするのが、富士ジネンテックの「富士の介」と「甲州ワイン鱒」です!

すしログ

鱒なので正確には「トラウト」ですが、サッパリで香り良く、脂も楽しめます。

美味しい上に、料理に使い勝手が良いので、僕もリピートしています!

サーモン好きにオススメ!

・富士ジネンテックファームの鱒は香りが良くて、美味しい!
・燻製(スモークサーモン)も完成度が高い!

 ▶富士ジネンテックファーム

 

「富士の介」と「甲州ワイン鱒」とは?

ともに山梨県で養殖されているブランド鱒になります。

山梨県は県を挙げてサーモン・鱒の生産に力を入れていて、県立の水産技術センターで新種が開発されています。

「富士の介」も「甲州ワイン鱒」も山梨県もしくは山梨県と企業が組んで開発した鱒です。

山梨県が開発した新種「富士の介」とは?

富士の介

結構ビックリな情報ですが、「富士の介」はキングサーモンとニジマスをかけ合わせた品種です。

山梨県水産技術センター忍野支所が開発に着手したのは2007年で、10年後の2017年に業者の養殖場で飼育を開始したそうです。

 

名称の「富士の介」は公募によるものとの事ですが、国産のキングサーモンを「鱒の介」と呼ぶので、良い名前だと思います。

「富士の介」はキングサーモンの旨味とニジマスの育てやすさを併せ持ち、キングサーモンの血を引く魚は全国で唯一となります。

富士の介サク

旨味成分(遊離アミノ酸)はニジマスの1.6倍と、科学的に旨味が実証されているそうです。

これは凄い。

ブドウの搾りかすで育つ「甲州ワイン鱒」とは?

甲州ワイン鱒

対する「甲州ワイン鱒」も個性的な魚です。

こちらは山梨県水産技術センターと民間企業の富士ジネンテックファームさんが共同開発したそうです。

 

最大の特徴はエサにワイン=ブドウの搾りかすを使用している点。

ブドウの搾りかすを使用する事で色合いが良くなり、さらにブドウの搾りかすがポリフェノールを含んでいるため、生臭みを抑えられるそうです。

これはエサだけでなく、八ヶ岳の水温12℃〜15℃程の湧水で育てている事も影響しているそうです。

情報ソース:ONESTORY 「ホテルキーフォレスト北杜/山梨県北杜市」

 

上記ページの社長さんの言葉によると、単純にワインの搾りかすを与えても魚は食べないため、パウダー化技術を確立してエサにする事が可能になったとの事です。

そして、ブドウの品種も試行錯誤を行い、結果的に「ベリーA」と「甲斐ノワール」にしたそうです。

甲州ワイン鱒サク

出荷サイズは1.5㎏以上で、育てるには2〜3年の月日が必要。

よって、生産量は必ずしも多くないようです。

 

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「富士の介」と「甲州ワイン鱒」の調理例

サーモンや鱒の大人気の調理法と言えば、【ミ・キュイ】と【コンフィ】ではないでしょうか?

ネット上にはレシピが多数掲載されています。

なので、自分も低温調理器で試してみました。

 

ちなみに、【ミ・キュイ】と【コンフィ】は下記のような調理法です。

ともにフランス料理の調理法です。

  • ミ・キュイ:「半分火が通った、半生」の意。レアよりも生に近い火入れの料理で、低温調理器を使わずに仕上げるのは素人には至難のワザ
  • コンフィ:オイルに食材を浸して、低温でじっくり煮る調理法

ともにしっとりした食感に仕上がりますが、低温調理器の場合だとオイルを少量用いつつ【ミ・キュイ】に仕上げる方法が一般的だと思います。

低温調理ミ・キュイ

いわば「コンフィ的なミ・キュイ」。

低温調理器を使うと、とにかく素晴らしい食感に仕上がります。

鱒の低温調理ミ・キュイ

使用したオイルが太白胡麻油でしたので、和の方向に寄せるべく塩昆布を刻んで散らし、ソースは本山葵とクリームチーズ、オリーブで作りました。

低温調理で頂くと鱒の美味しさがダイレクトに分かります!

レシピはnoteに掲載しています。

 

なお、生でも食べてみましたが、個人的には火を入れた方が美味しいように感じました。

今回の料理に限った話ではありませんが、低温調理器は心からオススメです。

 

【富士の介】は【甲州ワイン鱒】よりも香りがワイルドで、旨味が非常にしっかりしていると感じました。

【甲州ワイン鱒】も脂が程良く、それでいて旨味が強い鱒ですので、あくまでも比較の話となります。

ともにグレードの高い鱒だと実感しました。

 

そして、他に作った料理は【アロゼ】。

料理と言うか調理法の名前なのですが、熱したオイルやソースを掛けてじっくり火入れする料理になります。

甲州ワイン鱒のアロゼ

サーモンや鱒は火入れが強いとパサつくので、上記の【ミ・キュイ】や【コンフィ】と共に、オススメの調理法です。

今回は富士の介の皮目の美しさを保つため、皮目を上にして、火入れ後に皮目を炙って仕上げました。

甲州ワイン鱒のアロゼ2

付け合わせは自家製マヨネーズで作ったタルタルソースと和辛子です。

サーモン・鱒とタルタルソースの相性は抜群ですよねえ。

ちなみに、この手の料理を仕上げる時は発酵バターがオススメです。

メチャうまなので、是非!

 

そして、もう一つ作った料理がサンドイッチ。

鱒のサンドイッチ

立て塩(塩水)で20分ほど〆て、ピチットで一晩脱水しました。

マリネしたキャベツと共に。

ピチットはハム的なものや干物を超簡単に作れるので重宝します。

鱒の味が凝縮していて、さらに美味しいですよ。

富士ジネンテックファームは燻製も美味しい!

別の機会に大変魅力的なセットを発見したので注文してみました。

セットの商品名は、「【燻製尽くし】甲州ワイン鱒 冷燻 ・温燻 /、富士の介 温燻 (合計 400g以上)」です。

▶【燻製尽くし】セットの販売ページ

 

届いたセットはボリューミー!

燻製尽くしセット01

燻製尽くしセット02

まずは、温燻を食べ比べしてみました。

燻製尽くしセット03

上が「甲州ワイン鱒」で、下が「富士の介」です。

「甲州ワイン鱒」は身がみっちりしていて、「富士の介」よりも鱒の香りが強めです。

名まで頂くのとは異なる印象で、ちょっと驚きました。

「富士の介」は身がしっとりと柔らかく、2種類とも完全に別の美味しさ・魅力があります。

ともにスモーキーフレイバーが程よく、食欲を刺激します!

 

また、「甲州ワイン鱒」の冷燻も非常に美味しいです。

甲州ワイン鱒の冷燻01

クセが無く、しかし鱒の香りを楽しませてくれるスモークサーモンです。

脂が乗っていて、しつこくなくて美味しい。

脂の質が良いのだと思います。

 

食感はしっとりしていて、ほのかにぷりっと反発があります。

瑞々しさもあります。

甲州ワイン鱒の冷燻02

これまたクロワッサン・サンドイッチにしたところ、抜群の美味しさ。

スモークサーモンのクオリティで味が完全に変わることを実感しました。

まとめ「富士の介」と「甲州ワイン鱒」の入手方法

食べチョクにショップページがございます。

「富士の介」は生産量が多くないそうなので、在庫に要注意!

▶富士ジネンテックファームの販売ページ

 

低温調理にご関心がある方は、こちらの記事もご参照ください。

 

食べチョクユーザーにオススメの食材まとめ記事もご覧ください。

 

これはリピート確実!と感じる、すしログ(f:id:edomae-sushi:20201002142555p:plain@sushilog01)でした。

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